At St. Barths (2015夏休み #5)

#4の続き。

セント・マーチン滞在四日目。お隣のフランス領セント・バーツに向かいます。

19人乗りの小型機での移動。空港では「617便に搭乗予定の○○さん、○○さん、マサヒロ・タカギさん、…GATE C1まできてください」と、乗客全員を名指しで呼び出し。ゲートを通過してバス乗り場でしばらく待っていると、職員さんがやってきて「ごめん。機材繰りの都合で搭乗機が変わったのでいったん中に戻ってほしい」。一度ちぎった半券をホチキスでつないで^^ 再びゲート内に。

このおおらかな感じ、いいですねえ。

客席との間を区切る扉がなく、飛行中もコックピットが丸見え。機長は乗客と同じ後部入り口から入ってきて、乗客のシートベルトのチェックなどをしつつコックピット入りという流れでした。
DHC-6機内から
飛行時間は15分。あっというまに到着。
DHC-6外側から

入国審査でJAPANのパスポートを見た審査官、にっこり笑って「コニチハ」。「おっ、やるな」と思ってると、パスポートをチェックしながら「チョットマッテクダサイ」などとまで。最後は「アリガト」。「ありがとう」と返すと、いい笑顔で送り出してくださりました。

飛行場から少し歩くと、こんな感じで滑走路を見おろせる場所があります。この滑走路、長さは羽田空港のいちばん長い滑走路の1/5くらいだそうです。
グスタフ3世飛行場全景
後ろは一般道。着陸機は、目の前をこんな感じで降りていきます。
RWY10着陸(1)
RWY10着陸(2)
RWY10着陸(3)

フランス領なので、掲示はすべてフランス語。英語が併記してあればまだわかるけど、
フランス語の標識(1)
フランス語だけだとお手上げ…。
フランス語の標識(2)
Googleさんによると、これは"You don't have the priority"という意味だそうな。

ひととおり島巡りを終えて、出国審査へ。入国のときとは別の審査官。

私「Hello」
審査官「Bonjour
…パスポートを確認してスタンプを押して…
審査官「Merci」
私「Thank you…あ」

こんなときにさっとフランス語が出てこないあたり、まだまだ修行が足りませんなあ。入国時の日本語のやりとりがあっただけに、なおさらそう思わされました。

ホテルに戻ってバルコニーから見える夕景。美しい。
セント・マーチン夕景

その他の写真などをまとめたアルバムはこちら。

明日は別の島に飛びます。

#6に続く。

Encounter with Japanese (2015夏休み #4)

#3の続き。

セント・マーチン滞在三日目。アムステルダムからのジャンボジェットが到着する日。

週三回(日・火・金)にやってくるアムステルダム便。日曜日の便で現地入りして金曜日の便で帰るので、この日がビーチから撮影できる唯一のチャンスでした。
カリブ海巡りをしている大型客船もこの日にあわせて寄港したりするようで、昨日までより明らかに人の数が違います。
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なんとか場所を確保して準備していると、背後から「あの〜、日本のかたですよね?」という女性の声。

「いつごろくるんですか?あのボードに書いてあるって聞いたけど、まだ書いてないみたいなんで…」
「あ、もうすぐですよ。たぶんあと10分くらい」
「どのへんだときれいに撮れるんでしょうね?」
「光線的にはあっちよりはこっちじゃないかなあ」
みたいなやりとりがありました。今このあたりにいる人たちの狙いはみんな一緒なので、主語がなくても完全に話が通じてしまいます^^

…と言ってる間に、そろそろ見えてきました。
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沖のほうのヨットもおそらくジャンボ狙いでしょうね。
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あわててたのでちょっと斜めになってしまったのが残念。
DSC01562
という感じでございました。

さて、このジャンボ。アムステルダムからント・マーチン経由でキュラソーに行く便なので、ここで降りる人を降ろしてここからの人を乗せたら、またすぐに出発します。が、着陸を撮ったあと空港でのんびりしているうちに、ちょっと出遅れてしまいました…。

ビーチで爆風を浴びるつもりでしたがもはや間に合わないので、途中のフェンス越しに撮影。
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去って行くジャンボ
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それを見送る人たち。自分もあそこにいるはずだったのに!
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というわけで、ジャンボが旅立った後で遅れてビーチにたどり着いたら、こんな感じでした。だいぶ人が減りましたね。
DSC01622

その他の写真などをまとめたアルバムはこちら。

撮りたいものはひととおり撮り終えたので、明日からは周辺の島を回ってみます。

#5に続く。

Hallo, St. Maarten (2015夏休み #2)

#1の続き。

午前の便でセント・マーチンに向かいます。出発前の保安検査で新型スキャナーを初体験。「ああ、これが噂の…」とか思いながらクリア。

8時間40分のフライトを終えて着陸する様子を機内から。

KLM Royal Dutch Airlines B747-400 landing to Princess Juliana International Airport - YouTube

ホテルのチェックインが始まるまで少し時間があったので、翌日以降にそなえてビーチの様子を確認してきました。

滑走路の端に隣接しているので、着陸機がすぐ目の前を通っていきます。

American Airlines B757-200 landing to Princess Juliana International Airport - YouTube

同じく離陸機も目の前までやってきて、そこから飛び立つ感じ。
滑走路の端にやってくる離陸機

相手はジェットエンジンなので当然ものすごい風を受けるわけですが、敢えてそれを楽しもうという人たちが集まっております。
離陸時の爆風を待つみなさん

で、私もそんな中に加わっていたのですが……。


ちょっと甘く見すぎてました。自分の体を守るのでせいいっぱい。横においていたバッグは吹き飛ばされ、その上に乗せていたiPhoneは手の届かないところに落下。というわけで、ホテルや空港以外ではインターネットにアクセスできないという環境で過ごすことになります。ちょっと不安ではあるけれど、まあなんとかなるでしょう。

今日から5泊するのはSonesta Maho Beach Resort。ちょっとお高いけれど、朝昼晩の食事や飲み物(アルコール含む)の代金も含まれているし空港やビーチも徒歩圏内。バルコニーから着陸機を撮影できるので便利。
バルコニーからの眺め

#3に続く。

Go on a little vacation (2015夏休み #1)

セント・マーチン島というところに行ってきたので、そのご報告*1

今年は祝日の並びがよかったので、ちょろっと調整して九連休を確保しました。せっかくの連休なのだし、ちょっと遠出でもしようかしら…ということで選んだ行き先はセント・マーチン島。飛行機好きの人にはおなじみの、こんな場所です。

成田からアムステルダム経由、30数時間の旅。

DSC00808
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アムステルダムは、日が落ちると吐く息が白くなるほどの寒さ。

空港ターミナル内の航空グッズショップを偵察したりしつつ、

Amsterdam Airport Hotels | Hotels Near Schiphol | citizenMに一泊してセント・マーチン行きの便が出る翌朝に備えます。


…というわけで、#2に続く。

*1:日記力が相当落ちてきているので、リハビリをかねて…

“Producing Open Source Software”第2版に向けたKickstarter Campaign

オープンソースソフトウェアの開発プロジェクトの運営に関するいろんなことをまとめた一冊である『Producing Open Source Software: How to Run a Successful Free Software Project*1
その第2版の執筆に向けて、著者のKarl Fogel氏が支援を呼びかけています。


原書第1版は2005年に出版されたものなので、今となっては少し事情が変わってしまっているところもあります。

But 2005 is a long time ago. ...... To give you an idea: GitHub didn't even exist when the first edition came out!

Updating "Producing Open Source Software" for 2nd Edition by Karl Fogel — Kickstarter

支援者には、こんな特典が用意されています。

$1〜
http://producingoss.com/ のクレジットページに名前が載る
$20〜
さらに、書籍版の謝辞にも名前が載る
$50〜
さらに、書籍版を一冊献本する(ただし、米国外への郵送料は自己負担)
$100〜
さらに、献本する書籍がサイン入りになる
$500〜
さらに、電話もしくはIRCで、一対一の議論を一時間ほどできる。

募集期間は、アメリカ東部時間の2月10日午後5時まで。支援を求める理由や支援の使い道についてもKickstarterのページで本人が説明しているので、それを読んで納得した人は、協力してみるといいのではないでしょうか。

*1:日本語訳『オープンソースソフトウェアの育て方』もあります :-)

Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道

Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道

Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道

翻訳のレビューに参加していた*1こともあって、一足早く読ませていただきました。

アジャイル開発やオブジェクト指向で有名な著者が自らの失敗を赤裸々に語りつつ、ソフトウェア開発者が本物のプロへと成長する方法を指南する啓発書。ボブおじさんの失敗から正しいプロの態度・規律・行動を学ぼう!

サイト閉鎖のお知らせ | ASCII Books

という解説にもあるとおり、テクニカルな内容よりは「プロとして、こうあるべきだ」というお話が中心。個人的には第2章・第3章あたりが大好きです。『アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)』とはまたひと味違う内容で、これからプロの開発者を目指す人たちだけでなく、プロの卵を育てる立場の人たちにもぜひ読んでもらいたい一冊です。

*1:とはいえ、原稿が渡ってくる時点でかなりの完成度だったので、こちらとしてはあまりすることもありませんでした。必死で粗探ししてみたものの、結局何もツッコミどころがなかった…とかいう章もあったので、レビューアとしてはちょっと負けた気分。